労働組合を専門にコンサルティングを行うj.union株式会社(東京都新宿区)は、武庫川女子大学教授 本田一成氏と協働し、労働界におけるジェンダー平等の実現と組合組織の変革を目指す新プロジェクト「クミジョ・クミダン パートナーシップ プロジェクト®(略称:K2P2)」を始動しました。働く人たちのエンゲージメント向上のベースにあるダイバシティ問題の解決にも貢献する取り組みです。
※「クミジョ・クミダン パートナーシップ プロジェクト®」は 武庫川女子大学教授 本田一成氏 と j.union株式会社の登録商標です。(商標登録第6787599号)
世界各国の男女平等の度合いを数値化した「ジェンダーギャップ指数」の2023年版報告書によると、日本は国別のランキングで対象146カ国中125位(64.7%)と、過去最低を更新しました。
一方、労働界では、近年の現状を受けて、ジェンダー平等に向けた取り組みや事例が生まれています。日本労働組合総連合会(連合)では、2030年までにあらゆる意思決定過程における女性参画率を50%に引き上げる「ジェンダー平等推進計画」に取り組んでいます。
労働組合を専門に活動支援を行うj.union株式会社は、「働く人の笑顔の懸け橋に」をビジョンに掲げており、男性であろうが女性であろうが自分らしく働くことができる職場であってこそ、働く人の笑顔が輝くと考えています。
j.union株式会社は、連合の「ジェンダー平等推進計画」に賛同し、労働界でがんばる女性「クミジョ」特有の問題の研究と活動を行っている武庫川女子大学教授 本田一成氏と共に「クミジョ・クミダン パートナーシップ プロジェクト®」を始動しました。]
労働界におけるジェンダー平等の推進には、労働界でがんばる男性「クミダン」の理解と行動が欠かせません。本プロジェクトは、クミジョ・クミダン両方の育成を切り口に、ジェンダー平等の観点から労働組合の活動や組織運営の見直しを図り、クミジョの個性と能力を十分に発揮できる組合組織の実現を目指した取り組みです。これにより、労働組合という組織全体の魅力と価値を向上させ、労働界の発展に貢献していきます。
第一歩として、4月にクミジョの活躍推進を考えるイベントを開催しました。そして、6月に設定されている連合の「男女平等月間」に合わせて、クミジョの現状の実態把握を行うためのアンケートを実施し、クミジョの抱える課題を明らかにし、今後の労働界における政策提言に活用していきます。
4月15日、本田一成氏と現役の労働組合役員をゲストに、クミジョの現実とこれからの活躍について考えるイベントを開催しました。本イベントでは、労働組合のジェンダーギャップや、組合での課題や不安、それに対する改善策について赤裸々に語っていただきました。
▼イベントレポートはこちら
https://www.j-union.co.jp/pr/genbachi/137/
法政大学大学院修了(博士(経営学))。公的研究機関、國學院大學教授を経て2021年4月より武庫川女子大学教授。人的資源管理論、組織行動論、労使コミュニケーション論。近著に『オルグ!オルグ!オルグ! 労働組合はいかにしてつくられたか』(新評論)、『メンバーシップ型雇用とは何か』(旬報社)、『非正規という働き方と暮らしの実像――ジェンダー・法制・労働組合を問い直す』共著(旬報社)など。
▼本田教授インタビュー記事「組合の新しい可能性を探る」
https://hataraku-manabiba.j-union.com/n/n80e9a8b9b1be
当社は、労働組合を専門としたコンサルティングサービスを通じ「働く価値創造事業」を展開しています。働く人同士が互いに当事者意識をもって職場や経営のあり方を問い、自分たちの手で職場づくり・組織づくりに参画するお手伝いをしています。人的資本経営が経営戦略の重要なテーマとなっている昨今、人を主体とした経営マネジメントのあり方が労使共通の経営課題であり、創造的な労使関係を模索しながら働く人たちを主体とした組織づくりを目指しています。このたびのK2P2の取り組みはその一環として産学連携プロジェクトとして発信しています。今後も「創造的労使関係」を主テーマに「労使による経営マネジメントのあり方」「職場チームによるイノベーション創造」「組合活動によるエンゲージメント向上」など、さまざまな働く人の笑顔の懸け橋の実現に向けて取り組みを進めていきます。
j.union株式会社
広報担当 辻
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問い合わせ先URL:https://j-union.com/-/pands/newenq/main/enquete.php?cd_enq=2016
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